shuntaroのぼやき

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DeNA三嶋一輝 今年に賭ける想い

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こんにちは、しゅんたろです。

 

今回は三嶋一輝投手にスポットライトを当てていきたいと思います。

 

入団した年は主に先発、中継ぎに登板し、6勝9敗と上々なデビューイヤーでした。

5月に先発登板の機会が与えられると、そこからローテに定着。

奪三振率は8.89でリーグトップ。侍ジャパンの台湾遠征メンバーにも選ばれ、

よく年は開幕投手を任されるなど、将来を期待されていた。

 

オープン戦の防御率も7.07と決して万全な状態ではなかった。

キャンプ後半からフォームに乱れが生じ、球速も思うように出ない。

もしかしたら不安が残りながらも開幕を迎えてしまったのかもしれない。

そして、その開幕戦。

初回に7失点を喫するなど2回で9失点で無念の降板。

完全に雰囲気に飲まれた感じだった。

コントロールが定まらず、緊張からか球威も出ず、真ん中に入った球を痛打された。

 

その後に投げた三上はプロ初登板で3イニングを投げ、

4奪三振無失点と活躍を見せた。

 

開幕投手がいきなり炎上と、

三嶋の中でも自分に対する不甲斐なさ、

いくら年上とはいえプロ初登板の三上がその後に好投した事、

どう見えていたのだろう。

精神的ショックは計り知れないものだっただろう。

試合後、本人も「情けない」とうなだれた。

 

当時の監督中畑のコメントからも

「ダメージが大きい。ファンに失礼な負け方」と無念の声が聞かされた。

 

その翌日ファームに落とされる。

 

その後なんとか1軍復帰を果たすも、打ち込まれまたファーム落ち。

結局2年目のシーズンは8試合に登板し1勝2敗防御率10.88と散々なものだった。

 

三嶋は野球人生で初めての挫折を味わう。

自分では立ち直ったつもりでも開幕戦のショックが頭のどこかで残っていた。

 

そんな三嶋を見て一声かけてくれた先輩がいた。

三浦大輔だ。

 

「お前は真面目すぎる。

        若いんだからもっと堂々としろ。

            野球は取り返しができるスポーツなんだぞ」

 

その他にも球団関係者からも「お前は2軍にいるような選手じゃない」

と何度も励ましてもらっていた。

鶴岡一成や谷繁など先輩からもアドバイスをもらった。

 

そんな先輩たちの助けもあったおかげで、

腐らずに前を向くことができた三嶋は迷いを払拭し、

自分自身に向き合った。

 

体重を絞り、新球種チェンジアップを習得し不安要素を無くしていった。

 

キャンプ、オープン戦と結果を残し見事先発ローテを勝ち取る。

5月が終わるまでに4勝を挙げるなど復活を果たした

しかし6月中旬にファーム落ちし調整、

後半戦は基本中継ぎとして起用された。

シーズン中の配置転換は調整が難しい、

結局成績は20試合に登板し5勝5敗防御率4.81だった。

 

その翌年、監督は中畑からラミレスに変わった。

 

1月には三浦の自主トレに参加させてもらい、

勝負の年、全力でいきたい。と今年にかける決意を固めた。

 

しかしオープン戦最終調整の登板で思うような投球ができなかった。

3月10日の阪神戦、

この試合までの実践5試合では21イニングで3失点と安定した投球を見せていたが、

右の前腕に張りもあった影響か、5回11被安打5失点と精細を欠いた。

自慢のストレートも140キロに満たない苦しい投球だった。

 

その後開幕ローテから漏れてしまい、

チャンスが回ってきたのは8月31日。

 

1軍に上がるまで期間がこんなにも空いてしまったが三嶋は折れなかった。

 

ファームでは18試合に登板し8勝はチームの勝ち頭、

しかし1軍の先発ローテに大きな穴がなかったのでなかなか上に上がれずにいた。

 

この日はローテの谷間でマツダに強い三嶋にやっとお呼びがかかった。

 

負け投手にはなってしまったものの、

6回自責点1と首脳陣に安定した投球でアピールをした。

その後9月にには3試合に登板し1勝。

しかしこの年の登板数は4試合に留まってしまい、

個人としては不甲斐ないシーズンになってしまった。

 

流石にこの成績だともう後が無い5年目のシーズン。

この年結婚し守るべきものが増えより一層気合が入るシーズンだったが、

オープン戦1試合に先発し4回7失点とそれ以降登板の機会すらもらえなかった。

 

当然開幕は2軍スタート。

この頃からラミレス監督は本格的に三嶋を中継ぎへの配置転換を考えていた。

 

6月8日の楽天戦、

先発として今季初登板をしたが、5回8失点。

この試合をきっかけに三嶋の中継ぎとしての起用が本格的にスタートする。

 

7月後半から中継ぎとして1軍に上がりまずまずの手応えを感じた。

 

そして再起のきっかけとなるCSファイナルの10月24日の広島戦。

先発の石田が初回に2失点と連日の先制点を許すと、

2回から三嶋を送り込む。

 

そこで2回を無失点、打ってもヒットと、

CS突破の流れを呼び寄せた。

この日が個人的にはきっかけになったのではないかと思う。

日本シリーズでの登板は無かったが、

このCSでの三嶋の投球がとても印象に残っている。

 

中継ぎにで少ない回を投げることで、

打者一人一人に全力投球ができるようになり、

球速も150キロを超えるようになった。

 

再起を果たし手応えを感じた三嶋は、

6年目の今年、素晴らしい働きを見せている。

 

オープン戦は7試合に登板し2失点と開幕1軍を勝ち取り、

開幕からフル稼働。

現在51試合に登板し6勝1敗防御率2.85とチームに欠かせない存在となっている。

 

その中でも目を見張る成績は奪三振率の高さ。

ストレートで三振を取れるところが今の三嶋の強さではないだろうか、

 

配置転換を経て輝きを取り戻した三嶋投手の活躍を、

今後も期待したい。

 

ではまた

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