shuntaroのぼやき

DeNAファンのぼやき、日々の気になった事、自身のコンプレックス体験談などを日記テイストで紹介

会食恐怖症と戦う日々

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こんにちは、しゅんたろです。

 

今回は自身のコンプレックス体験をご紹介します。

 

皆様は会食恐怖症という言葉をご存知でしょうか。

知らない、あるいは聞いたことが無い方が大半だと思います。

連想される感じだと会食に行くことに恐怖を感じる?どういうこと?と疑問に思う方がほとんどだと思います。

簡単な捉え方はそんな感じです。こちらは正式な診断名は無いのですが社会不安障害という精神疾患の1つとされ人と食事を知ることができない又は苦痛に感じる症状のことを言います。

 

主な症状はネットを検索すれば出てくると思うので今回は実体験を紹介し、同じ症状の方に共感をもてる様な、もしくは知らない方にこういう人もいるんだと言うことを知ってもらえるきっかけにでもなれば良いなと思います。

 

皆様は外食は好きですか?お洒落なレストラン、がっつりステーキ、定食、ラーメンなど美味しいですよね。食欲を満たす事で幸福感を得る方はたくさんいると思います。

しかし自分にとっては食事は幸福感を得る事などは一つも思うことは無く、生きるために仕方なくする事という捉え方しかありませんでした。なぜそういう考えになってしまったのか?

 

自分が会食恐怖症に出会ったのは小学校4年生の時でした。小学校3年の時の担任の先生に野球の楽しさを教えてもらい地元の少年野球チームに入ったのがきっかけです。

数ヶ月は楽しくやっていたのですが、ある夏の暑い日突然、その日はなんだか食欲が無く何も食べたくはなかったのですが、親に心配されないようにと無理やりご飯を食べてそろそろ行くかと家を出て練習場所に向かっている途中、案の定暑さも重なって戻してしまいました。そこから急に野球の前は喉に蓋をされたような感覚と吐き気に襲われるようになって野球は好きなのにその日がくるのが怖くなるようになりました。何も食べないわけにもいかないのでおにぎり1つを集合時間の数時間前に食べお腹いっぱいと嘘をつき早めに家を出ることでなんとかしのいでいました。しかし悪影響は広がっていきます。その頃他に体操と水泳の習い事をしていたのですが、どこかに行くということを思うだけで吐き気を催すようになってしまい親に心配されました。当然自分の体に何が起きているのかも理解できずただただ苦しいと思う日が続きました。

日常的に吐き気を催す事が普通の人よりも多かったので、人1倍吐くことに対して嫌悪感を抱くようになり、外食の時もみんなは美味しそうに食べている中、自分は吐くのでは無いか?全部食べる事ができるのか?緊急事のトイレはどこだ?などの思いが頭の中を駆け巡り、楽しいとか美味しいとか感じる事がありませんでした。しかし不思議なことにその用事が終わり家に帰ってくるとお腹が空きなんでも食べることができるのです。なった事が無い方には分かりにくいでしょうがそれはなぜかと言うとすぐ横になって休める環境、すぐトイレに行けばいいという安心感から食べ物が喉を通るんです。

 

中学生の時は波がありました。食べた後にすぐ運動をすると普通横腹が痛くなるという言葉は聞いた事があると思います。しかし自分の場合は野球や体育など運動をする前は先ほど話したように喉に蓋をされたように物が通らなくなるのでお弁当なども少ししか食べる事ができず、帰りに食べたり帰ってすぐトイレに隠れ全部食べるということを繰り返していました。中学の時はみんな揃ってお弁当を食べその時間は教室を出る事ができなかったので毎日その時間が苦痛で仕方なかったです。親にはおにぎりでいいからと言って小さめのおにぎりを3個ほどを持ってきていたのですが、ひどい時は普通の人の少し大きめな一口くらいの量を一粒一粒ゆっくり食べるように30分ほど時間をかけて食べて早く過ぎろ早く過ぎろと食べていたこともありました。友人たちに心配されることもありましたがその場しのぎでダイエットとか適当に流していました。しかし1度だけ普通に食事ができる期間がありました。恐らく育ちざかりで食欲旺盛だったからなのか、部活の時以外は外食などで普通に食べれる期間がありました。修学旅行などでも普通に食べる事ができいま思うとあの時は食事が楽しかったし素直に美味しいと感じてたなと思いました。

 

しかしその楽しい期間は一年足らずで終わりを迎えます。

 

中学3年生の夏でした。食べることに対しての嫌悪感はほぼ全く消え、友人2とバイキングに行った日の出来事です。その友人はよく食べる人で自分も久々のバイキングでしたので朝食を抜いて万全の体制で行き、友人のペースに釣られるように何も考えず好きなものをどんどん食べて取りすぎた分もなんとか平らげその場は満腹感があったが全然平気で、少し休憩をしていると、胃の中て食べ物が膨らんでいく感覚になり(わかる人いるかなこれ)店を出る頃にはグロッキーな状態になってしまいました。あ、限界だと思い大の方がしたいからトイレ行ってくると嘘をつきトイレに駆け込み、、、ほとんど戻してしまいました。今思うと馬鹿だったなと思います。その日から前の悪い記憶が蘇ってきてしまいました。

受験シーズンとなり緊張と不安も重なって家にいるとき以外はほとんど食べ物が喉を通らなくなってしまいました。

 

なんとかそれを乗り越え高校の入学式の日、入学式がお昼すぎからだったので私と母と友人と友人母4人でご飯に行くことになっていました、もちろん前々から確定していたことでその状況を考えただけで朝食なんて食べれたものじゃありませんでした。入学式の不安よりどういう風に回避をするか、それだけを考えていました。食べたら全部食べきれないだろうし、絶対吐くだろうし、どうしようと考えた結果、正直にお腹が空いていないから食べないと言いました。3人には驚かれ心配されましたが緊張で喉通らないです笑などと冗談ぽく笑って返しましたが、その後3人が定食を食べている中一人だけその場にいる空気感は地獄そのものでした。しかしそれと同時にホッとしていた自分がいました。

 

ここで今でも後悔している出来事が起きます。

 

小中と野球をしてきて高校でももちろん野球がしたかったのですが、野球部というのは夏合宿で食べることもトレーニングの1つだとご飯をめちゃくちゃ食べさせられるということを聞いていたので、そんなことをされると思うだけで好きな野球を断念してしまいました。これは本当に今では後悔しています。

 

そういう風に逃げて逃げて克服することを逃げてきました。

高校は早弁をする風潮があって授業の合間合間をぬってなんとか完食をする事ができました。早弁をして昼休みは購買でパンを買って食べてる人たちを見てすごいなと眺めていたりしました。

 

その事以外は割と充実した高校生活を送っていました。ちなみに部活ははじめに仲良くなった友人が将棋部に入るという事だったので将棋とスポーツは好きだったので珍しいですがボーリングに入っていました。ボーリングに関しては競技人口が少なかったので最後には全国大会まで出場しました。

 

高校時代までは男むさい生活をしていましたが大学に入り彼女ができました。

もちろんデートで食事に行く事が多々ありまして久しぶりに逃げる事ができない食事でそこでは多少無理をして簡単なファミレスやうどんならなぜか少し食べれたのでうどん屋に行ったりと自分の中では頑張っていました。その他にコンビニでご飯を買って家でDVD鑑賞などそれなりに充実した生活を送っていました。付き合って一年半くらいたった頃、電話をしている時話題がずっと隠してる事だったけな(詳しい話題を忘れてしまいましたすみません)、そこでこの人なら話してもいいかなと思いまして、緊張しましたが会食恐怖症だった事、今は少し軽くなったがまだ完全ではない事、多汗症である事(前の記事でこのことについても書いてあります)を初めて人に打ち明けました。親身になって聞いてくれて、そうだったのね、多汗症なんてそんなこと気にしてないし、食事に関しては今度から一緒に練習していこうと優しい事が帰ってきて緊張が解けてなんか肩の荷がおりた気がして恥ずかしながら泣いてしまいました。そんなに辛かったのね、全部受け止めてあげるからと言ってもらい、その次の日から克服する練習が始まりました。

 

知ってくれているという安心感から彼女と一緒なら徐々に外食などもできるようになり結果的に少し違和感はあるのですが、普通の外食程度なら問題なくできるようになりました。

そして大人になり、飲み会などは食事がメインでなく飲んで喋る事がメインなので全然いけるようになりました。ほんと彼女のおかげでした。

しかし今だに極度の少食なのは変わりませんので、お洒落な雰囲気な場所や、量が多いのは厳しいですが。

 

今はある程度克服できたのではないかなと思います。

そんな感じで私の会食恐怖症の実体験でした。

とても長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

それと、長文読むのお疲れ様でした。

 

このことを初めて知った方は世の中にはこの様な人がいるんだよということをこれを通じて知って頂けたら嬉しく思います。

同じ症状をお持ちの方は一人じゃない、無理はする必要はない、自分のペースでゆっくり治していけばいいと言いたいです。共感してもらえたら嬉しいです。

今では会食恐怖症専用のカウンセリングや同じ症状で苦しんでいる方同士の練習会などもあるみたいなのでそういう所に頼ってみるのも1つの手だと思います。私は知らなかったので自力で長い間苦しみましたが。

 

一人で抱え込むのは辛いですよね、自分もそうでした。もし誰かに話せる環境ならいいんですが、もしいないのであれば、カウンセリンングの方に連絡するのも気が引けるという方は、私でよければ相談に乗りますのでコメントをして頂ければ個別に受けさせていただきます。気楽にご相談くださいね。

 

ではまた

 

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